QSense – ソフトマター解析のデファクトスタンダード!
実績のあるパワフルな消散監視機能付き水晶振動子マイクロバランス (QCM-D) 技術をベースとしたQSense® は、
膨大な探究・実験能力を提供。解明すべき問いの答えが、容易に見つかります。
QCM は、水晶の薄片に電圧を印加すると一定の周波数で振動することを利用した非常にシンプルな原理の
分子間相互作用解析装置です。
QSense – QCM-D測定装置のワールドリーダー
QCM-D測定装置が最初に生まれた1999年以来、QSenseは水晶振動子マイクロバランス(QCM)を応用する測定装置として
常にワールドリーダーであり続けてきました。現在、QSenseシステムは世界25か国以上で利用され、
QCM-Dを使用した採用文献数は1600件を超えています。何千もの研究成果が公開発表されています。
QSenseは、生産性と収益性を高めるための設計がなされた完全なソリューションとして製品を展開。
ご提供するQSenseにはQCM-Dセンサー、ソフトウェアなど製品本体のみならず付帯するあらゆるソリューションが
含まれます。
基礎研究から応用研究まで支援する汎用ソリューション
分子間表面相互作用の【全体像を把握】
表面相互作用を観察
-
- リアルタイムで
- ナノグラム精度で
解析可能な反応
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- 吸着/脱着
- 結合
- 分解
- 架橋結合
- 膨潤/崩壊
解明
-
- 程度は?
- 速さは?
- プロセスは?
- 構造は?
動作原理概要
QSense測定装置は、周期的に振動するQCM-Dセンサー上で分子が結合したり相互作用したりする際の周期変化や消散を追跡します。
この情報から、接着層の質量、膜厚、粘性、せん断弾性率などの定量化が行えます。
QSensor
多種多様なセンサー
QSenseは、市場で最も多様なタイプのセンサー被膜面を提供しています。
ポリマー、合金、分子官能基を修復した面、カスタム表面などのソリューションを
ご用意することが可能です。詳しくは、お問い合わせください。
QSense Dfind
データの潜在能力をフル活用
QSense Dfindは、QSense専用の高信頼性解析ソフトウェアです。
質量、膜厚、粘弾性特性、吸着率など、お探しの情報を迅速かつ簡単に抽出できます。
サービスおよびサポート
何年たってもパートナーとして
お買い上げいただいたQSenseシステムを常にベストの状態で機能させ、最大限の性能をお客様にお約束するために、弊社はアフターサービスおよびサポートソリューションを提供しています。
サービスでは、経験豊富なアプリケーションスペシャリストと認可を受けたサービスエンジニアのチームを備えご要望にお応えします。
QSense Initiator
エントリーモデルのQCM- D
QSense Initiatorは、QCM-D解析の基本的な機能と品質を特徴としています。高精度データの生成機能や頑丈なデザインを備えた同モデルは、広範囲な設定条件で実験を可能にすることで基本的なニーズに対応しています。
QSense Initiatorの特徴
高品質データ
高速データサンプリングおよび定性的解析によって、高品質データを正確な測定が確保します。
頑丈なデザイン
セットアップも使用も簡単。精巧な温度および液体フロー制御により、環境条件をしっかり管理します。
多様な実験条件
高い化学的適合性と広い温度範囲によりQ-Sensor全製品群と互換性あり。
QSense Explorer
モジュールの組み合わせで多様な定量化測定が可能
QSense Explorerは限りない可能性を秘めた多目的、多用途の測定装置です。モジュラーデザインおよびオプションの計測モジュールによって、測定条件を拡張したり別売のモジュールを組み合わせて多様な実験が可能です。
QSense Explorerの特徴
汎用性
複数のオプションが用意されたモジュラーデザインによって、測定条件の拡張や最大限の融通性を実現させています。
組み合わせ測定
コンパクトなチャンバーと特殊なモジュールによって、QCM-D測定と顕微鏡観察、電気化学測定、エリプソメトリー測定とが同時に行えます。
膜特性の定量化
基本周波数の7種類の高調波から得られる高いサンプルレートでのデータ収集により、最大量のデータインプットをデータ解析および吸収された膜の質量、厚み、粘性、せん断弾性率測定の定量化に利用できます。
QSense Explorer オプションモジュール
多目的・多用途に対応!
QSense Microscopy Explorer (顕微鏡観察用)
同一の表面でQCM-D測定と顕微鏡観察とが同時に行えます。センサー面に光学的アクセスができるウィンドウモジュールを備えています。光や照射に影響を受け
やすい測定の場合には、開けることもできます。
QSense Electrochemistry ExplorerEC (電気化学測定用)
QCM-D測定と電気化学測定が同一の表面で同時に行えます。ポリマーの挙動、静電相互作用、腐食などの研究に必要なサイクリックボルタンメトリーおよび電気化学インピーダンス測定を可能にします。
QSense Ellipsometry Explorer (エリプソメータ測定用)
QCM-D測定とエリプソメトリー測定が同一の表面で同時に行えるため、膜内の溶液内容の定量化が可能になります。また、吸収された膜の形態変化の詳細な解析も行えます。
QSense Extreme Temperature Explorer (広域温度対応)
流れている状態および停滞した状態の両方で、4~150°Cという広い温度範囲での測定が行えます。このパッケージは、QSense Explorer電子装置に取り付けて使用する、別付けの高温チャンバーで構成されています。
その他のモジュール
■ 湿度モジュール
センサー上の薄い被膜における蒸気の取り込みと放出を測定できるようにデザインされています。
■ オープンモジュール
サンプルをセンサー面に直接滴下でき、蒸発の観察も行えます。
■ PTFE フローモジュール
内部にPTFEの被膜を持つフローモジュール。標準フローモジュールの内部材料であるチタニウムに影響を
受けやすい測定に適しています。
■ ALD ホルダー (Atomic Layer Deposition:原子層堆積)
真空または気相での測定用。
※詳細および仕様については、QSenseモジュールカタログをご覧ください。
QSense Analyzer
マルチセンサー高速サンプル処理
QSense Analyzerは、同時並行する4つのセンサー測定から各々精度の高いデータを生成します。取り外し可能なフローモジュールを4つ備えたスマートなデザインによりセットアップも容易です。
QSense Analyzerでスピードアップ
パラメーターを効率的に評価
サンプルフローを分けられる4つの計測モジュールによって、異なる基質および/またはサンプルを同時に 評価することができます。
データの比較が容易
すべての測定を一度の実験で行うことでタイムシーケンスが等しくなるため、データ解析における測定値の比較が簡素化されます。
処理能力が向上
4つの測定を並行して行うため処理能力が向上、手間をかける時間が最小化されます。
膜特性の定量化
基本周波数の7種類の高調波から得られる高いサンプルレートでのデータ収集により、最大限のデータインプットをデータ解析および吸収された膜の質量、厚み、粘性、せん断弾性率測定の定量化に利用可能です。
QSense Pro
大規模測定も対応のフルオートモデル
QSense Proは高い効率性と再現性を提供する、市場で最も進化したフルオートのQCM測定装置です。ユーザーが希望する測定をソフトウェアで簡単にプログラム、高精度のフローコントロールによりサンプルを効率的に使用して高い成果を上げることができます。
QSense Proで違いを実感
自動測定
統合されたサンプルハンドリング、直感的なソフトウェア。再プログラムおよびフルオート機能により、無人測定が可能。
高い処理能力
センサーを8個備えたモジュールによって、8つの測定を事前にプログラム可能、手間をかける必要性が減って処理能力が高まります。
正確なサンプルハンドリング
切れのいいサンプル切替や、50 µlというセンサーあたりのサンプル最小量によって、サンプルを効率的に使用できます。
高い再現性
シリンジポンプにより高精度フロー制御を確保。サンプルの濃度勾配など、自動混合をプログラミングできるため、再現性が向上します。
複数のパラメーターを同時に評価
独立して作動するシリンジポンプにより、異なるサンプルおよび測定シーケンスを4つのチャンネルで別々に取り扱うことができます。
膜特性の定量化
基本周波数の7種類の高調波から得られる高いサンプルレートでのデータ収集により、最大量のデータインプットをデータ解析および吸収された膜の質量、厚み、粘性、せん断弾性率測定の定量化に利用できます。
QSenseシリーズの主な仕様
- 温度安定性は、周辺温度の影響でチャンバーの加熱・冷却がどのように変動するかによって左右されます。
- 採液・送液を行うために必要な最小サンプル量。測定に必要な最小サンプル量は50 μlです。ご注意ください。
- 各高調波で2データポイント/秒。
- 1センサー、1周波数。
- 1つのセンサーから単一周波数モードで送られてくるデータ。1つのデータポイントで5秒ごとに収集を行います。Sauerbrey関数が有効であるものとみなします。
- 多周波数モードによるデータ (全高周波)。4つのデータポイントで1秒以内に収集を行います。Sauerbrey関数が有効であるものとみなします。
- 多周波数モード (全高周波) ですべてのセンサーから送られてくるデータが、1秒以内に収集されます。Sauerbrey関数が有効であるものとみなします。
すべての仕様は、予告なく変更される場合があります。