音響ミキサー/RAM(Resonance Acoustic Mixer)
世界最速を目指す圧倒的な処理スピード!!
音響共振エネルギーを利用した、混合技術「混合」といっても多様な材料、方法がありますが、Resodyn社の混合装置は、従来にない非接触式の混合装置です。
本混合装置は、音響と同じ周波数の振動を材料に与えることで、共振エネルギーを生み出します。この共振エネルギーが容器全体、材料の粒子すべてに加わるため、粉体における均一混合や高粘度製品の混合に特に効率化をもたらします。加えて、密封容器を使用することによる洗浄要らず、コンタミ混入を防ぐといった使いやすさも兼ね揃えています。
混合プロセスにおける、時間短縮・効率化をもたらし、より均一な混合を可能にする唯一の混合方式です。
メカノケミカル合成 -溶液反応から固体反応へ-
ボールミルやドラムミルとは違い、メディアを必要とせず、衝撃・粉砕・せん断・ずり応力・摩擦・圧縮など機械的エネルギーを加えることができます。
高速かつ大スケール化で、有機溶媒を用いず環境に優しいクリーンな化学合成を実現します。溶液中とは異なるシンプルな反応操作であるため、半導体分野の研磨加工などにも最適です。
音響ミキサーとは?
A: Acoustic = 音響
スピーカーの「ウーハー」部分に、容器を載せます。ミキシングする材料が、どんなにずっしり重かったり、ふわふわ軽かったり、はたまた比重の違うものが混在していたりしても、装置は、ボイスコイルがフィードバックをもらい続け、必ず、1秒間に60回(60Hz)の上下運動サイクルを守り、ミキシングし続けます。
R: Resonance = 共振/共鳴
ミキシングしている材料が、流動性を得て、装置側の固有振動(60Hz)に共振し始めると、装置の負荷が減り、出力が必要なくなります。これで、ミキシングは終了です。
音響ミキサーの特徴
特 徴 ①
どのような材料も、常に装置の振動に共振するまでミキシングし続ける、他には類を見ない新しいタイプのミキサーです。
G: Gravity = 加速度
装置の設定パラメーターは、「加速度(G)」のみ。ミキサーの振動は常に60Hzで固定されているため、加速度が増えると、比例して上下運動(振幅)が増えます ※最大100Gの場合、大よそ13.8mm。結果、ミキシングの衝撃が増します。
特 徴 ②
どのような材料も、処理スピードが圧倒的に短いことも特徴の一つ。例え高粘度材料であっても、恐らく仕上がりは数分。この高速化も常に追求し続けています。
特 徴 ③
完全密閉した容器そのままでミキシングができます。プロペラなどとの接触によるコンタミの必要もなく、雰囲気を置換することも可能です。
特 徴 ④
バキューム(別売)を使用することで、混入した気泡を抜くことが可能です。
【動画】シミュレーション
【動画】混合サンプル
特許検索
「https://resodynmixers.com/resodyn-patents/」より、音響ミキサー/RAMに関連した特許を確認することができます
採用実績一例
- 積層セラミックコンデンサ(MLCC) – セラミックス粉末
- 虫歯治療 – コンポジットレジン修復材
- 発熱対策 – 高熱伝導複合材
- シーリング – シリコンゴム
- ロケット推進剤 – 合成ゴム
- ブレーキパッド – Non Asbestos Organic材
- リチウムイオン電池 – カーボン(正極)/シリコン(負極)
製品スペック比較表