1.液滴観察の効率化
全ノズル観察モーション
モーターと専用ソフトウェアにより、同列中の全てのノズルの液滴挙動を観測します。周回設定も可能で、長時間の吐出安定性の評価、及びヘッドの耐久性の観察が可能です。
周波数コントロール
ユーザー様が設定された範囲の周波数を自動で変更していき、各周波数での液滴を観測します。インク開発時の最適周波数の発見などに便利です。
ドロップトラック
液滴はノズルから離れるに連れて速度が変わっていきます。ユーザー様指定のステップサイズで液滴を自動追尾し、都度速度を測定します。
Xスウィープ
GIS社・Meteor社製ドライバーと連動し、ユーザー様指定波形設定をオートで変更、液滴の観察を行います。
2.より詳細な液滴観測
レイテンシー
吐出のタイミングを制御し、初滴の挙動を観測します。
ノズルプレート観察カメラ
ノズル面を下から覗くカメラで、ウェッティングをリアルタイムで観察できます。液ダマや吐出不良の様子が視覚化されます。
ノズルエグザミナー
ノズルプレート観察カメラがノズル面に対して45度の角度で設置されているのに対し、こちらは真下に設置します。ノズルへのダメージ等、通常ヘッドを取り外し顕微鏡で見ている作業をその場で行うことができます。
スティッチ
時間の経過による液滴の挙動を1枚の画像に納めます。吐出開始からリガメント、球体になる過程を観察できます。
着弾観察
現状ガラスやフィルムなど透明なものが対象ですが、ドロップが着弾する様子を観察できます。
3.評価環境の改善
チャンバー
jetXpertを丸々囲うボックスでインクの飛散を防ぐだけでなく、装置周りの温度・湿度を測定します。
バキュームインクコレクター
インクの飛散によりデスクやレンズが汚れるだけならまだしも、インクによっては人体に影響が出るものも存在します。こちらの装置を使用することで、そのすべてを解消できます。
キャッピングステーション
評価後のヘッドの管理はどうされていますか?こちらのステーションはメーカー問わず全てのヘッドに使用できるユニバーサル仕様で、ノズル面の乾燥や不慮のダメージを防ぎます。
サイドシューティング
jetXpertは通常のピエゾヘッドのみならず、CIJタイプのヘッドにも対応しています。装置を90度傾けることで、実機と同じ使用環境で評価が可能です。
4.印字物の観察
スキャナー
印刷したサンプルはスキャナーですぐに詳細な観察が可能です。imageXpert社のソフトウェアでインクのにじみ、かすれ、着弾精度、濃淡など全てを数値化します。
マニュアル/フルモーション
スキャナーでは難しい凹凸のあるものでも、モーションを使用すれば同じく高精度な観察が可能です。
プリントエグザミナー
スキャナーやモーションの様な超高精細な観察でなくても、印字物をサッと確認したい。そういった場合はこのプリントエグザミナーでにじみ、かすれ、着弾精度、濃度を数値化が可能です。