非接触型ディスペンサー(定量吐出装置)での
液滴飛翔観測装置の活用法

「本当に定量吐出ができているのか?」
どのように確認していますか?
非接触の定量吐出/塗布装置において大切なこととして、本当に定められた量ぴったりの吐出ができているかがあります。
これを確認する方法としては、一般的には吐出された液体の重さを手作業で量ることになりますが、非常に微量であり、かつ着弾後は時間経過で蒸発もしていくという性質から、ごく微量な液滴の場合、正確に量るのも難しいのが実情ではないでしょうか?
jetXpertを使うと、
飛翔中の液滴を1滴ずつ観測することで、デジタルで体積を高精度に割り出すことが可能です。
jetXpertは、飛翔中の微小な1滴1滴をカメラで撮影し、画像処理技術によりその体積を割り出します。
動画をご覧ください。
非接触型ディスペンサーの観測でわかること
体積のほか、速度や飛翔角度といった情報も得られます。
ディスペンサー分野において有益です。
プリンテッドエレクトロニクスでのjetXpertの活用
- 接着剤、コーティング剤、金属インクなど粘性の高い液滴を扱うため、詰まりによる不吐出の観察や、
吐出口の表面状態(メニスカス)の観察、それから基板の濡れ性の観測や、 着弾位置を正確にするための角度観測にご活用いただけます。
製薬・バイオでのjetXpertの活用
- 定量吐出を実現するための飛翔液滴観測による微小な1滴1滴の体積の計測や、デリケートな細胞を扱う際の速度と着弾制御などにご活用いただけます。
非接触塗布装置
定量塗布を非接触で行なうタイプのディスペンサー(分注機)装置の開発においては、定量をいかに保証するかという課題があります。
jetXpertは開発フェーズでのデジタル計測での効率化と、非接触塗布装置が生産ラインに組み込まれたときのトレーサビリティを提供します。
微量分注機
ごく微量の分注を行なう微量分注機では、高い定量精度が要求されます。
jetXpertは飛翔中の1滴1滴を観測しデジタルで液滴の量を量ることが可能です。
生産現場での定量吐出チェックに
jetXpertは品質管理のための定量吐出チェックに最適です。
ディスペンサーの吐出量に影響を与える要因として、吐出材料の品質の微差があります。
例えば「吐出材料のロットが変わった」「仕入れ先が変わった」というシーンにおいて、吐出量のチェックは有用です。
また、日々の生産前に定量吐出チェックを行ない、パラメーター調整を実施すると、生産品質の安定化に役立つでしょう。
トレーサビリティとして
インラインで全観測データを取得することも可能
jetXpertは製造時の品質管理としても活用いただけます。
インラインに組み込むことを前提として開発された専用機であるInline jetXpert Drop Watcherを用いると、飛翔液滴の全量観測・全量記録も可能です。
品質保証、トレーサビリティ用途でも国内外で広く活用されています。
世界中のインクジェット、ディスペンサー、
インクメーカー、ソリューションベンダーから選ばれています。
