製薬・医療分野の研究で注目が集まる
微小液滴の飛翔観測システムとは
メディカル分野で注目度が高まっている
インクジェット/ディスペンサー技術とは?
微小な液滴をインクジェットヘッドから吐出・コントロールする微小液滴操作技術です。
家庭用のインクジェットプリンターで有名ですが、産業用では非常に高精度で緻密な操作が可能な、最先端の製造技術として活用されています。
メディカル分野でインクジェット/ディスペンサー技術は
- 試薬
- 生体細胞
- 遺伝子検査薬
など、様々な応用が行なわれ研究が加速しています。
インクジェットを用いた研究でおさえておきたい
3大ポイント
- 1液体がどのように飛翔するのかを把握する
- 2どんな設定をすればベストな出力になるのかチューニングする
- 3様々な角度から結果を徹底的に分析する
例えば遺伝子検査薬の研究であれば、高価な遺伝子検査薬を1ピコリットルというごく少量の単位で分注することができれば大量のパターンでの検査がローコスト・高速に行える可能性があります。
そのためには、インクジェットで吐出する液滴がどのように飛翔しているのか、吐出される直前の液面の状態はどうか、飛翔する角度や液滴の形状はどうかといったことを観測する必要があります。
従来の研究では、複雑な機器構成が必要でした。
これを解消したものがjetXpertです。
インクジェットを活用した研究を開始するために必要なものとして、インクジェットヘッド、ハイスピードカメラ、ストロボ、パルスジェネレーター、制御回路、及び固定のための治具などがありますが、jetXpertはこのうち、インクジェットヘッド以外の全てが含まれています。
jetXpertを利用すれば1台でOK
高度な観測システムを容易に構成可能です。
バイオ分野の研究者様には、インクジェットにどう取り組んで良いのかが悩むところと思います
インクジェットを用いた研究を取組むにはまず、手助けとなる観測システムの導入が有効です。
観測システムがあると長年のインクジェット研究のノウハウが活用でき、バイオ分野など微細で高精度・繊細さを求められる分野において安心して研究が開始できます。
メディカル分野でインクジェット研究を始めるなら
飛翔液滴観測装置jetXpertの導入を。
jetXpertを使用すると、飛翔中の液滴を1滴1滴個別に測定し、体積、速度、角度をデジタルで定量的に測定することが可能です。
また、その結果を見て設定を簡単にチューニングすることができます。
メディカル分野におけるjetXpertの活用ポイント
試薬の開発
例えば試薬の開発であれば、定量吐出をコントロールすることが重要です。
jetXpertを使えば液滴の体積が測定できるため、インクジェットヘッドや分注機(ディスペンサー)での精密な吐出をコントロールする上で役立ちます。
マイクロ流体チップの製造
マイクロ流体チップの製造でもインクジェット/ディスペンサー技術の活用が研究されています。
細胞の配置にインクジェット/ディスペンサー技術を用いるケースから、マイクロ流路自体の成形をインクジェットによるUV硬化樹脂の吐出により作成するという方法も研究されています。
3Dバイオプリンティング
3Dバイオプリンティングでは、産業用インクジェットヘッドを用いて細胞の吐出・配置を行ないます。速度が速すぎると細胞にダメージが生じる恐れがあり、逆にスピードが遅ければ狙った位置へ着弾させることが難しくなります。
また細胞を固定させるために吐出する液体の性質も特殊で、ノズルへの詰まりがトラブル
になるケースもあります。
それらを鑑みて最適な調整を行なうにはjetXpertは最適と言えます。
DNA研究・遺伝子検査薬分野
DNA研究・遺伝子検査薬の分野でも、インクジェット/ディスペンサー技術が活用されています。
正確な量を正確な位置に配置するためにjetXpertを活用いただけます。
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2017/20171212_1 大阪大学大学院基礎工学研究科の境慎司教授、田谷正仁教授、富山大学理工学研究部の中村真人教授
世界中のインクジェット、ディスペンサー、
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