「プリントステーションで利用可能なサイドシューティングオプション」
ImageXpertは昨年、JetXpert Print Stationでの“skyscraper mode”による横向き印刷を可能にするモジュールを開発しました。
従来の下向き印刷よりも柔軟性があり、ラベル印刷やダイレクトtoシェイプ印刷などのアプリケーションでご活用いただけます。JetXpert Print Stationで印刷ヘッドの向きを簡単な調整で切り替えることができるため、難しいアプリケーションに最適な吐出と印刷を行うことができます。
サイドシューティングでの液滴観測
プリントヘッドの取り付けは簡単で、プリントヘッド取り付けプレートを回転させることでプリントヘッドの向きを素早く切り替えることができます。
以下の動画のように、液滴観測システムはサイドシューティング用にカスタマイズされており、列全体をスキャンするときのプリントヘッドの動きに対応するために下部ベースプレートが付いています。
このカスタマイズは、既存のJetXpertにも対応可能です。
ソフトウェアで適切なドロップ方向を維持するには、カメラを 90°回転し、サイドシューター用にキャリブレーションする必要があります。これを行うと、ソフトウェアは下向き印刷と同様にサイドシューティングに対しても同じ見た目になります。
サイドシューティングでの印刷
プリントステーションを“skyscraper mode”で対応可能にするために必要なステップのほとんどは、基板を垂直に設置する機械的な変更です。しかし、印刷パフォーマンスを最大限に引き出すためには、“skyscraper mode”専用に吐出を最適化する必要があります。
重力が液滴の軌道に垂直に作用するため、印刷面を迅速に塗りつぶすためには液滴が十分な速度で移動しなければならず、もし印刷ギャップを素早くカバーするための十分な速度で液滴が移動しなければ、重力に影響を受けて液滴の方向を変えてしまいます。
より高速な液滴の速度が必要となる場合もあり、それは別の方法で印刷品質を損なう可能性があります。また、プリントヘッドへのインク供給方法も考慮する必要があります。特にプリントヘッドにインクが重力で供給されている場合は注意が必要です。基板に液滴が当たった後、重力が下向きに力を及ぼす影響を考慮してください。